「普通の人でいい」は嘘です。婚活の現実を話します

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「普通の人でいい」という言葉の本当の意味

「理想の結婚相手は?」と聞かれて「普通の人でいいです」と答える人は多いです。でも、この「普通」という言葉ほど曖昧で危険なものはありません。婚活の現場で15年間、数千人の方々を見てきた私が、この現実をお話しします。

30歳の会社員女性Aさんは、お見合いパーティーで「普通の人でいいんです」と言いながら、実際にお相手を選ぶ段になると「年収400万円以下は無理」「身長170cm以下は考えられない」「車を持っていないのは困る」と条件を並べます。この時点で、すでに男性全体の60%以上が対象外になっているのです。

実は「普通の人でいい」という言葉には、多くの場合「自分にとって都合の良い普通」という意味が隠されています。統計的な普通ではなく、理想化された普通を求めているのが現実なのです。

データで見る「普通」の現実

国税庁の民間給与実態統計調査によると、30代男性の平均年収は約470万円です。しかし、婚活市場では年収600万円以上を求める女性が全体の70%を超えています。これは明らかに「普通」の基準がずれていることを示しています。

35歳の公務員男性Bさんは、年収520万円、身長172cm、大卒という客観的には「平均以上」のスペックを持ちながら、1年間で30回以上のお見合いをして成婚に至りませんでした。理由を聞くと「特に問題はないけれど、特別魅力を感じない」という評価が多かったのです。

一方で、年収350万円の料理人男性Cさんは、3か月で素敵な女性と結婚しました。彼の魅力は「料理への情熱」「人を喜ばせることへの純粋な思い」「将来への明確なビジョン」でした。数字上は「普通以下」でも、人としての魅力が圧倒的だったのです。

婚活市場の二極化現象

現在の婚活市場では、明確な二極化が起きています。一つは「条件重視派」、もう一つは「人間性重視派」です。前者は表面的なスペックに固執し、後者は相手の本質を見極めようとします。

興味深いことに、成婚率が高いのは圧倒的に後者です。結婚相談所の成婚データを分析すると、初回面談で具体的な数値条件を多く挙げた人の成婚率は約15%、一方で「一緒にいて楽しい人」「価値観の合う人」といった抽象的な希望を述べた人の成婚率は約45%という結果が出ています。

「普通じゃない」ことの価値

28歳のシステムエンジニア女性Dさんは、アニメが大好きで週末は必ずアニメイベントに参加していました。「こんな趣味、隠した方がいいですよね」と相談されましたが、私は逆に「それがあなたの魅力です」と伝えました。

結果的に彼女は、同じくアニメ好きの男性と出会い、共通の趣味を通じて深い絆を築き、半年後に結婚しました。「普通じゃない」部分を隠すのではなく、それを魅力として打ち出したからこその成功でした。

42歳の営業マン男性Eさんは、離婚歴があり、前妻との間に子どもがいました。「普通の人」からは程遠い状況でしたが、その経験から得た人生観、子どもへの愛情、責任感の強さが、39歳の女性の心を強く打ちました。「この人となら、どんな困難も乗り越えられる」と感じたそうです。

個性が生む化学反応

恋愛も結婚も、結局は「化学反応」です。無個性な「普通の人」同士では、心が動くような化学反応は生まれにくいものです。お互いの個性がぶつかり合い、共鳴し合うことで、深い愛情が生まれるのです。

32歳の保育士女性Fさんと34歳のプログラマー男性Gさんのカップルは、一見まったく違う世界にいる二人でした。しかし、Fさんの「人を大切にする心」とGさんの「物事を論理的に考える力」が見事に補完し合い、お互いを高め合う関係を築いています。

条件より大切なもの

婚活において本当に大切なのは、条件ではなく「相性」と「成長性」です。相性とは、一緒にいて自然体でいられること、価値観や人生観が近いことです。成長性とは、お互いを高め合い、一緒に成長していけることです。

29歳の事務職女性Hさんは、当初年収500万円以上の男性を希望していました。しかし、実際にお付き合いを始めたのは年収380万円のスポーツインストラクターでした。「一緒にいると、自分も健康的になれるし、前向きになれる。彼となら、お金のことも一緒に頑張っていける」と語っていました。

現在、彼らは共働きで世帯年収600万円を実現し、健康的で充実した生活を送っています。条件だけを見ていたら、絶対に出会わなかった幸せです。

長期的視点の重要性

結婚は一時的な感情ではなく、長期的なパートナーシップです。20年後、30年後を考えた時に、年収や身長よりも大切なものが見えてきます。

それは「一緒にいて疲れないこと」「困難な時に支え合えること」「お互いを尊重し合えること」「同じ方向を向いて歩いていけること」です。これらは数値化できませんが、幸せな結婚生活を送る上では欠かせない要素です。

市場価値という幻想

婚活では「市場価値」という言葉がよく使われます。年収、学歴、職業、外見などを数値化して、自分や相手の価値を測ろうとします。しかし、人間の価値はそんな簡単に測れるものではありません。

36歳の研究職男性Iさんは、年収は600万円と安定していましたが、人とのコミュニケーションが苦手で、お見合いではいつも緊張してしまいます。「市場価値」的には悪くないはずなのに、なかなか良いご縁に恵まれませんでした。

そんな彼が出会ったのは、同じく内向的な性格の図書館司書の女性でした。二人は静かな環境で、本の話をしながらゆっくりと関係を深めていきました。お互いの「市場価値」ではなく、「人間としての相性」で結ばれたのです。

SNS時代の錯覚

SNSの普及により、他人の生活が見えやすくなった現代では、「みんなもっと良い人と結婚している」という錯覚に陥りがちです。しかし、SNSに投稿されるのは人生のハイライト部分だけで、日常の平凡な幸せや時には訪れる困難は見えません。

実際に幸せな結婚生活を送っている夫婦の多くは、決して「完璧な条件」で結ばれたわけではありません。お互いの欠点も含めて愛し合い、支え合っているのです。

自分自身の「普通」を見つめ直す

「普通の人でいい」と言う前に、まず自分自身が「普通」なのかを客観視してみることが大切です。これは自分を否定するためではなく、自分の本当の魅力を発見するためです。

31歳の会計士女性Jさんは「私なんて普通の女性です」と言っていましたが、実際には資格を活かした独立への明確なビジョンを持ち、家計管理能力に長け、何より責任感が強い素晴らしい女性でした。「普通」だと思い込んでいた部分が、実は大きな魅力だったのです。

自分の価値を正しく理解することで、相手に求める条件も現実的になります。そして、自分の魅力を最大限に活かす婚活戦略を立てることができるのです。

コンプレックスが魅力になる瞬間

多くの人が「欠点」だと思っているものが、実は大きな魅力になることがあります。26歳の看護師女性Kさんは、自分の「おせっかい」な性格を欠点だと思っていました。しかし、それは「人を大切に思う心」の表れであり、相手の男性にとってはかけがえのない魅力でした。

「人と違う」ことを恐れる必要はありません。むしろ、その違いこそが、あなたを選ぶ理由になるのです。

理想と現実のバランスの取り方

では、どのように理想と現実のバランスを取れば良いのでしょうか。まずは、自分の中の「譲れない条件」と「あったら嬉しい条件」を明確に分けることです。

譲れない条件は、価値観や人生観に関わる根本的な部分に限定します。例えば「子どもが欲しいかどうか」「家族を大切にするかどうか」「誠実かどうか」などです。これらは結婚生活の根幹に関わるため、妥協すべきではありません。

一方、「あったら嬉しい条件」は年収や身長、趣味などです。これらは重要ですが、他の魅力で補うことができる部分でもあります。

優先順位の付け方

33歳の薬剤師女性Lさんは、当初「年収600万円以上、身長175cm以上、大卒、車持ち、料理ができる人」という条件を設定していました。しかし、1年経っても良い出会いがありませんでした。

そこで条件を見直し、「誠実で家族思い、将来性がある」という3つに絞りました。結果、年収は希望より低めでしたが、将来開業予定の理学療法士の男性と出会い、結婚しました。現在、彼の開業も軌道に乗り、理想以上の生活を送っています。

成功する婚活の心構え

成功する婚活に必要なのは、「相手を値踏みする姿勢」ではなく「お互いを知り合う姿勢」です。初対面で相手のスペックを査定するのではなく、「この人はどんな人なんだろう」という純粋な興味を持つことが大切です。

37歳の商社勤務男性Mさんは、以前は女性の年齢や職業ばかり気にしていました。しかし、アプローチを変えて「相手の人となりを知ることを楽しむ」ようになったところ、自然と良い出会いに恵まれました。

「減点法」ではなく「加点法」で相手を見ることで、相手の魅力が見えやすくなります。そして、あなた自身の魅力も相手に伝わりやすくなるのです。

失敗を恐れない勇気

婚活では「失敗したくない」という思いが強すぎると、かえって良い出会いを逃してしまいます。完璧な相手を求めすぎて、目の前の素晴らしい人を見過ごしてしまうのです。

35歳の教師女性Nさんは「もう失敗したくない」という思いから、相手に完璧を求めていました。しかし、「完璧な人はいない、大切なのは一緒に成長していけるかどうか」ということに気づいてから、素敵なパートナーと出会うことができました。

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新しい出会いへの扉を開く

「普通の人でいい」という言葉を卒業して、本当に大切なものを見つめ直すことで、新しい可能性が見えてきます。それは条件では測れない、人と人との深いつながりです。

40歳の建築士男性Oさんと38歳の翻訳家女性Pさんは、お互い「もう若くないし、条件も良くない」と思っていました。しかし、実際に出会ってみると、お互いの人生経験の豊富さ、精神的な成熟度、将来への現実的なビジョンが素晴らしくマッチしました。

「年齢が気になって」「条件が悪くて」と躊躇していた時間がもったいなく思えるほど、充実した関係を築いています。条件ではなく、人としての深みで結ばれた結婚の素晴らしさを実感しています。

婚活において大切なのは、相手に「普通」を求めるのではなく、お互いの「特別」を見つけ合うことです。あなたにとって特別な人は、必ずしも世間一般の「条件の良い人」ではないかもしれません。でも、その人との出会いこそが、あなたの人生を本当に豊かにしてくれるのです。

「普通の人でいい」という呪縛から解放されて、本当の意味での理想のパートナー探しを始めませんか。きっと、今まで見えなかった素晴らしい出会いが待っているはずです。あなたの幸せな結婚生活は、条件表の向こうにあるのではなく、心と心のつながりの中にあるのですから。

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