婚活で「自分の市場価値」がわかった話。50人会ったころに見えてきたこと。

konkatsu 9855

婚活で「自分の市場価値」がわかった話。50人会ったころに見えてきたこと。

婚活を始める前、私は自分がどんな人に向いているのか、あまりわかっていませんでした。どんな人と相性がいいのか。どんな人に好かれやすいのか。それが、婚活を通じて少しずつ見えてきました。

厚生労働省の「人口動態統計」によると、2026年の婚姻数は約48万組となっており、多くの人が結婚という人生の節目を迎えています。しかし、その一方で婚活市場は競争が激しく、自分の市場価値を正しく把握することが成功への重要な鍵となっています。

50人会ったころに「自分が求める人像」が明確になった

最初の頃は、プロフィールを見て「いいな」と思った人に会い続けていました。条件重視で、年齢、職業、外見で判断していた部分もありました。でも30人、40人と会っていくうちに、条件よりも感覚の方が大事だとわかってきました。そして50人を超えたあたりで、「自分が求める人像」が自分の中で明確になってきました。

話していて楽な人。沈黙が苦じゃない人。気を張らなくていい人。そういう感覚的なものが、自分が大切にしていることだとわかってきたのです。

最初の20人は、正直なところ手探り状態でした。相手のプロフィール写真が素敵だから、年収が希望に合うから、そんな理由でお会いしていました。しかし、実際に会ってみると写真と印象が違ったり、会話が続かなかったりと、うまくいかないことが多かったのです。

30人目を過ぎた頃から、自分なりのパターンが見えてきました。私は営業職という職業柄、話すことが得意だと思っていましたが、実際には聞き上手な相手の方が居心地がよいことがわかりました。また、共通の趣味がなくても、お互いの関心事に興味を示してくれる人との方が長時間一緒にいても疲れませんでした。

40人を超える頃には、相手の表情や仕草から「この人とは合いそう」という直感が働くようになりました。データや条件だけでは測れない相性の部分が、経験を通じて感じ取れるようになったのです。

「自分の市場価値」とは何か

婚活でいう「市場価値」とは、条件の話だけではありません。自分がどんな人に選ばれやすいか。どんな人に選ばれにくいか。それを、実際に会うことで肌感覚として理解していくことです。

私の場合、不動産営業のキャリアと投資の話に関心を持ってくれる方とは話が弾みやすかったです。これは良い悪いの話ではありません。自分と合う人、合わない人がわかってきたということです。

IBJの発表によると、成婚率は50.4%と比較的高い数字を示していますが、これは相談所というフィルターを通した出会いだからこその数字です。マッチングアプリの利用者数は年々増加し、現在では3000万人を超える規模となっていますが、実際に結婚に至るカップルの割合はそれほど高くありません。

市場価値を理解するためには、まず自分の強みと弱みを客観視することが重要です。私が50人と会って気づいたのは、自分の職業である不動産営業の経験が、意外にも多くの人に興味を持ってもらえる話題だったということです。住宅購入の相談を受けることが多く、それが自然な会話のきっかけになりました。

一方で、投資の話は相手を選ぶ話題でもありました。金融リテラシーの高い方とは深い話ができましたが、そうでない方には難しく感じられることもありました。このように、自分の得意分野や関心事が、どんな相手にとって魅力的に映るかを理解することが市場価値の把握につながります。

また、外見や年収といった表面的な条件だけでなく、コミュニケーション能力や価値観の合致度なども重要な市場価値の要素です。私は話すことが得意でしたが、それが必ずしもプラスに働くとは限りませんでした。聞き役に回ることの大切さを学んだのも、多くの人と会った経験からです。

市場価値を知ることで、婚活が効率化される

自分が求める人像と、自分に合う人がわかってくると、婚活が変わります。プロフィールを見る目が変わります。「条件は完璧じゃないけど、なんか話してみたい」という感覚を信じるようになります。50人と会うまでの経験が、後半の婚活の質を上げてくれました。

効率化の最も大きなメリットは、時間の節約です。最初の頃は1週間に3〜4人と会っていましたが、自分の基準が明確になってからは、本当に会いたい人を厳選するようになりました。結果的に、1週間に1〜2人と質の高い時間を過ごすことができるようになったのです。

プロフィールを見る際も、以前は年収や職業ばかりに注目していましたが、趣味や休日の過ごし方、価値観に関する記述に目が向くようになりました。例えば「読書が好き」という一文があれば、どんなジャンルの本を読むのか気になり、会話のきっかけになりそうだと感じるようになったのです。

メッセージのやり取りも変わりました。定型的な挨拶ではなく、相手のプロフィールの中で気になった点について質問するようになりました。これにより、お会いする前から相手との相性をある程度把握できるようになりました。

データから見る現代の婚活事情

現代の婚活を取り巻く環境は、以前とは大きく変わっています。マッチングアプリの普及により、出会いの機会は格段に増えましたが、同時に選択肢が多すぎることによる決断の難しさも生まれています。

内閣府の調査によると、30代未婚者の約7割が「いずれは結婚したい」と考えているにも関わらず、実際の婚姻率は年々低下傾向にあります。これは、理想と現実のギャップ、そして自分の市場価値を正確に把握できていないことが一因として考えられます。

結婚相談所の成婚データを分析すると、活動期間が1年以内で成婚する人の特徴として、「自分の条件を現実的に設定している」「積極的に多くの人と会っている」「フィードバックを素直に受け入れる」といった点が挙げられます。これらはまさに、自分の市場価値を正しく理解し、それに基づいた行動をとっている人の特徴です。

失敗から学んだ貴重な教訓

50人と会う過程で、数多くの失敗も経験しました。その中でも特に印象に残っているのは、20人目あたりでお会いした方とのエピソードです。

その方は私の理想の条件をほぼ満たしている素晴らしい方でした。年齢、職業、外見、すべてが申し分ありませんでした。しかし、実際にお食事をしてみると、会話がまったく弾まないのです。お互いに緊張していたこともあったのでしょうが、2時間が非常に長く感じられました。

この経験から、条件の良さと相性の良さは必ずしも一致しないということを痛感しました。むしろ、条件にこだわりすぎると、本当に大切な相性の部分を見落としてしまう危険性があることがわかったのです。

また、35人目の方とは、逆に条件面では理想とは程遠い方でした。年収も希望より低く、職業も私が想定していたものとは違いました。しかし、お話ししているうちに、価値観や人生に対する考え方が非常に近く、時間を忘れて話し込んでしまいました。結果的に、その方とは数回お会いすることになり、お互いに良い印象を持ち続けることができました。

これらの経験を通じて、自分が本当に重視すべきポイントが見えてきました。条件は確かに重要ですが、それ以上に一緒にいて自然でいられるかどうか、価値観が合うかどうかが、長期的な関係を築く上では重要だということを実感したのです。

自分を知ることが、いい出会いへの近道

婚活は、パートナーを探す場であると同時に、自分を知る場でもあります。多くの人に会い、様々な反応をもらうことで、自分のことが見えてきます。自分が何を大切にしているか、どんな人と一緒にいると自然でいられるか。それを知ることが、本当にいい出会いへの近道だと、今は思っています。

自分を知る過程は、時に厳しい現実と向き合うことでもあります。理想ばかりが高くて現実を見ていなかった自分、相手のことを十分に理解しようとしていなかった自分、そんな自分の至らなさに気づくこともありました。

しかし、それらの気づきこそが成長につながりました。40人目を過ぎた頃から、相手の立場になって考えることができるようになりました。相手はどんな人を求めているのか、自分は相手にとってどんな存在になれるのか、そういった視点で婚活を進められるようになったのです。

また、自分の弱点も受け入れることができるようになりました。完璧な人間などいないのですから、お互いの不完全さを補い合えるような関係が理想的だと考えるようになりました。この考え方の変化が、その後の出会いに大きな影響を与えました。

50人と会って見えてきた婚活の真実

50人という数字は、決して少なくありません。平均的な結婚相談所の会員が1年間で会う人数をはるかに上回っています。しかし、この数の経験があったからこそ見えてきたことがあります。

まず、第一印象と実際の相性は必ずしも一致しないということです。写真やプロフィールで「この人は違うかな」と思った方でも、実際にお会いしてみると意外な魅力を発見することがありました。逆に、プロフィールでは完璧に見えた方でも、実際にお会いしてみると思っていたのと違うということもありました。

次に、相性というのは理論では説明できない部分が大きいということです。共通の趣味がなくても、話していて楽しい人がいます。逆に、趣味や価値観が似ていても、なんとなく居心地が悪い人もいます。この感覚的な部分を大切にすることの重要性を学びました。

そして、自分自身も相手によって見せる顔が変わるということです。緊張してうまく話せない相手もいれば、自然体で接することができる相手もいます。相手との相性によって、自分の魅力が十分に伝わったり、逆に伝わりにくかったりするのです。

市場価値を高めるための具体的な行動

50人との出会いを通じて、自分の市場価値を高めるために有効だった行動をいくつか特定することができました。

まず、外見に気を遣うことの重要性を再認識しました。これは単に高級な服を着るということではなく、清潔感のある身だしなみを心がけるということです。髪型を整える、爪を綺麗にする、靴を磨く、といった基本的なことですが、これらが相手に与える印象は想像以上に大きいものでした。

次に、話し方や聞き方のスキルを磨くことも重要でした。相手の話に興味を持って聞く姿勢、適切なタイミングでの質問、自分の経験を交えた話し方など、コミュニケーション能力の向上は確実に市場価値を高めます。

また、自分の強みを明確にし、それを自然にアピールできるようになることも大切でした。私の場合は不動産の知識でしたが、これを押し付けがましくなく、相手の役に立つ形で伝えることができるようになったとき、多くの方に興味を持っていただけるようになりました。

さらに、相手に合わせる柔軟性も重要な要素でした。自分の価値観や考え方を持ちながらも、相手の意見や好みを尊重し、歩み寄る姿勢を見せることで、多くの方に好印象を持っていただけました。

婚活疲れと向き合った経験

50人と会う過程で、いわゆる「婚活疲れ」を経験したこともありました。30人目を超えた頃、なかなか良い結果が出ないことに焦りを感じ、婚活自体が苦痛に感じられる時期がありました。

そんな時期には、一度婚活を休止することも必要だと学びました。2週間ほど新しい出会いを求めることをやめ、自分の趣味や友人との時間を大切にしました。この期間があったからこそ、その後の婚活により良い状態で臨むことができたのです。

婚活疲れの原因の一つは、結果を急ぎすぎることにありました。毎回の出会いに過度な期待を抱き、思うような結果が得られないとがっかりしてしまう。この繰り返しが疲労につながっていたのです。

視点を変えて、「今日は新しい人と話せて楽しかった」「相手の価値観を知ることができて勉強になった」といった小さな収穫を見つけることで、婚活に対する姿勢が前向きになりました。結果として、自然体で相手と接することができるようになり、良い印象を与えることができるようになったのです。

成功につながった転機

50人目を迎える頃、私の婚活に大きな転機が訪れました。それまでの経験を通じて培った「相手を見る目」と「自分を理解する力」が、ついに実を結んだのです。

50人目の方は、条件面では私の理想と完全に一致する方ではありませんでした。しかし、プロフィールの文章や写真から感じられる雰囲気に惹かれるものがあり、直感的に「お会いしてみたい」と思いました。これは、以前の私にはない感覚でした。

実際にお会いしてみると、話している時間があっという間に過ぎてしまいました。共通の話題がたくさんあったわけではありませんが、お互いの話に興味を持って聞くことができ、自然な会話が続きました。何より、一緒にいて気を遣わなくても良いという安心感がありました。

この出会いをきっかけに、私の婚活は新しい段階に入りました。それまでの経験で培った「相手との相性を見極める力」と「自分の市場価値を理解した上でのアプローチ」が、ようやく良い形で結実したのです。

まとめ

50人という多くの方との出会いを通じて、私が最も学んだのは「自分を知ることの大切さ」でした。自分がどんな人を求めているのか、どんな人に求められるのか、どんな時に自然でいられるのか。これらを理解することが、良い出会いにつながることを実感しました。

これらの理解なしに、良いパートナーシップを築くことは困難です。

婚活における市場価値とは、単純な条件の優劣ではありません。自分の強みを理解し、それを適切にアピールできる力、相手の良さを見極められる目、そして相互の相性を大切にできる姿勢。これらすべてが市場価値を構成する要素なのです。

現在の婚活市場は、選択肢が多い分、自分軸を持つことがより重要になっています。多くの人と会うことで得られる経験と気づきは、必ずその後の人生において価値ある財産となります。時には疲れることもあるでしょうが、自分を成長させる機会として婚活を捉えることで、きっと良い結果につながるはずです。

最後に、婚活は決して一人で行うものではありません。家族や友人、時には婚活アドバイザーなどからの客観的な意見を聞くことも、自分の市場価値を正しく理解する上で重要な要素となります。多角的な視点を持ちながら、自分らしい婚活を進めていくことが、最終的な成功につながるのです。

よくある質問

50人と会うのは多すぎませんか?

確かに50人は多い数字に感じられるかもしれませんが、これは約1年間の婚活期間中の累計です。週に1〜2人のペースで会っていけば到達可能な数字です。重要なのは数ではなく、それぞれの出会いから何を学び取るかです。多くの方と会うことで、自分の好みや相性の傾向が明確になり、後半の婚活の効率が大幅に向上します。ただし、婚活疲れを感じた時は無理をせず、適度に休息を取ることも大切です。

市場価値を知ることで婚活が楽になりますか?

はい、確実に楽になります。自分の市場価値を理解することで、現実的な目標設定ができるようになり、無駄なお見合いや失敗を減らすことができます。また、自分に合う相手のタイプが分かることで、プロフィール選びやメッセージのやり取りも効率的になります。何より、自分の強みを活かしたアプローチができるようになるため、自信を持って婚活に臨めるようになります。ただし、市場価値の把握は一朝一夕にはできません。継続的な経験と振り返りが必要です。

条件よりも感覚が大事とありますが、条件は無視していいのですか?

条件を完全に無視するべきではありません。年収や職業、価値観など、結婚生活に直接影響する条件は重要です。ただし、条件だけで相手を判断するのではなく、実際に会って感じる相性や居心地の良さも同等に重視するべきだということです。私の経験では、条件は80%程度満たしていれば十分で、残りの20%は感覚的な相性で判断することが良い結果につながりました。完璧な条件の相手を求めすぎると、本当に大切な相性の部分を見落とす可能性があります。

婚活で自分の市場価値が低いとわかった場合はどうすればいいですか?

まず、市場価値は決して固定的なものではないことを理解してください。外見を整える、コミュニケーション能力を向上させる、新しいスキルを身につけるなど、努力次第で改善できる要素がたくさんあります。また、市場価値は相対的なもので、全ての人に対して低いわけではありません。自分と相性の良い相手にとっては十分魅力的な存在である可能性が高いです。重要なのは、自分の強みを見つけて伸ばすこと、そして自分に合った相手を見つけることです。婚活は競争ではなく、お互いにとって最適なパートナーを見つける活動だと考えることが大切です。

50人会っても良い人に出会えない場合はどうすればいいですか?

50人会っても良い出会いがない場合は、アプローチ方法を根本的に見直す時期の可能性があります。利用している婚活サービスを変えてみる、相手選びの基準を再考する、自分自身の魅力を高める努力をするなどの選択肢があります。また、婚活アドバイザーやカウンセラーに相談して、客観的な意見を求めることも有効です。時には一度婚活を休止し、自分の人生や価値観を見つめ直すことも必要です。焦りは禁物で、良い出会いは予想外のタイミングで訪れることもあります。大切なのは諦めずに継続すること、そして常に学び続ける姿勢を持つことです。

この記事をシェアする
X LINE
鈴木聡
この記事の監修者:鈴木 聡
不動産営業7年・投資歴25年・婚活アプリで200人以上と面会
株式会社PMAX代表取締役
プロフィールを見る →
LINEで婚活相談 ホーム