「この人はないな」と思った瞬間。200人と会った私が正直に話す。
婚活をしていると、会った瞬間に「この人はないな」と感じることがあります。外見の問題ではありません。スペックの問題でもありません。その場での行動や態度が、一瞬で気持ちを冷ましてしまうことがある。200人以上と会った経験から、一番印象に残っているシーンを正直に話します。
厚生労働省の人口動態統計によると、2026年の婚姻数は約48万組となっており、多くの方が婚活市場で真剣に相手を探している状況です。IBJの発表では成婚率が50.4%という数字も出ており、婚活サービスを利用する人は着実に成果を上げています。一方で、マッチングアプリの利用者数は年々増加しており、より多くの出会いの機会がある反面、印象の良し悪しで選別される機会も増えているのが現実です。
デート中にスマホをじっと見ていた人
一番記憶に残っているのは、デート中にスマホをじっと見ていた方のことです。カフェに座って話し始めた直後から、相手の視線がテーブルの上のスマホに向かっていました。会話の途中でスマホを手に取り、画面を確認する。私が話しているのに、目線がスマホに落ちる。「今、私の話を聞いていないんだな」と感じた瞬間、気持ちがすっと冷めました。
わざわざ時間を作って、緊張しながら会いに来ている。その場所でスマホを見られるということは、自分との時間を大切にしてもらえていないということです。
特に印象的だったのは、私が自分の仕事について話している最中に、相手がスマホの画面をスクロールし始めたことでした。その時の表情は明らかに私の話よりもスマホの内容の方に興味を示していました。婚活では限られた時間でお互いを知ろうとするのが基本です。その貴重な時間をないがしろにする態度は、この先の関係性を築くことが難しいと感じさせる決定的な瞬間でした。
スマホは「心ここにあらず」のサイン
デート中のスマホは、言葉よりも雄弁にメッセージを伝えます。「あなたより気になるものがある」「この時間は大して重要じゃない」。そういうメッセージが、スマホを見るという行為から伝わってきます。本人はそんなつもりはないでしょう。でも、受け取る側にはそう伝わってしまう。
現代社会では、スマホは私たちの生活に欠かせない存在となっています。しかし、婚活の場面では、その扱い方が相手への敬意を示すバロメーターになっています。特に初回のデートでは、お互いのことを知る大切な時間です。その時間にスマホを頻繁に見るということは、相手との会話よりも他のことを優先している証拠になってしまいます。
実際に私が経験した中で、スマホを見る頻度が高い人ほど、その後の関係が続かない傾向がありました。逆に、スマホをマナーモードにして鞄にしまい、私との会話に集中してくれる方とは、自然と会話が弾み、次のデートにつながることが多かったのです。
気遣いは細部に出る
婚活で何百人もの方と会っていると、気遣いができる人とできない人の違いが、細部に出ることがわかってきます。店員さんへの態度、相手が話している時の目線、スマホの扱い方。スマホをポケットにしまって、相手の目を見て話を聞く。それだけで、他の人と差がつきます。婚活でそれができる人は、思っている以上に少ないからです。
私が200人以上と会った中で気づいたのは、本当に気遣いができる人は全体の約2割程度だということです。残りの8割の方は、何らかの形で相手への配慮が欠けていました。スマホの扱い以外にも、店員さんに横柄な態度を取る、相手の話を遮って自分の話ばかりする、時間にルーズ、身だしなみに気を遣わないなど、様々な場面で気遣いの有無が表れます。
特に印象的だったのは、カフェで注文する際に店員さんに丁寧に接してくれた方のことです。注文時に「ありがとうございます」と言い、料理が運ばれてきた際にも自然に「ありがとうございます」と伝える。そういった何気ない場面での気遣いが、「この人となら安心して過ごせる」という安心感につながりました。
第一印象で決まってしまう現実
心理学の研究では、人は出会って最初の7秒で相手の印象を決めてしまうと言われています。婚活の場面でも、この第一印象の法則は当てはまります。最初の数分間で「この人はない」と思われてしまうと、その後どんなに良い面をアピールしても関係を修復することは困難です。
私自身も、最初の印象で「ないな」と感じた方との関係が好転したケースはほとんどありませんでした。逆に、最初の印象が良かった方とは、その後も良好な関係を築けることが多かったのです。この事実を受け入れることで、婚活における戦略も変わってきます。
マッチングアプリが普及した現在、選択肢が多いからこそ、少しでも違和感を感じるとすぐに次の人に移ってしまう傾向があります。だからこそ、最初の印象をいかに良くするかが、婚活成功の鍵を握っています。
他にも印象が悪かった行動パターン
スマホの件以外にも、「この人はないな」と感じた場面がいくつかありました。遅刻を当たり前のように扱う人、自分の話ばかりして相手の話を聞かない人、店員さんに横柄な態度を取る人、身だしなみに全く気を遣わない人など、様々なパターンがありました。
特に印象に残っているのは、約束の時間に30分遅刻してきたにも関わらず、謝罪もそこそこに「電車が遅れて」と言い訳を始めた方のことです。遅刻自体も問題でしたが、それ以上に相手への配慮が感じられない態度に失望しました。時間を守るということは、相手への敬意を示す基本的なマナーです。
また、自分の年収や経歴について延々と話し続け、私のことは一切聞かない方もいました。婚活では自己アピールが大切ですが、一方的な自慢話は相手に不快感を与えてしまいます。会話は双方向のコミュニケーションです。相手に興味を持ち、質問をすることで、お互いを知っていくのが健全な関係性です。
婚活市場の現実と競争
婚活市場の現実を数字で見ると、競争の激しさがわかります。大手マッチングアプリの利用者数は年々増加しており、ペアーズでは累計登録者数が2000万人を超えています。しかし、実際に結婚まで至るカップルの割合は決して高くありません。
この競争の激しい婚活市場で選ばれるためには、相手に好印象を与えることが不可欠です。逆に言えば、ちょっとした配慮の欠如が致命的な印象を与えてしまう可能性があります。私が200人と会った経験からも、細かい気遣いができる人とそうでない人の差は歴然としていました。
婚活パーティーや結婚相談所でも同様の傾向があります。限られた時間で多くの人と出会う婚活パーティーでは、特に第一印象の重要性が高まります。数分間の会話で相手に良い印象を残せるかどうかが、次のステップに進めるかを左右します。
「ないな」と思った経験が、自分を変えた
「この人はないな」と感じた経験は、自分自身への反省にもなりました。自分も同じことをしていないか。話しすぎていないか。相手の目を見ているか。他者の行動を見て気づいたことを、自分に当てはめることで、デートでの姿勢が変わっていきました。婚活は、自分を磨く場でもあります。
他の方の行動を客観視することで、自分自身の課題も見えてきました。例えば、私も初期の頃は緊張のあまり自分の話ばかりしてしまうことがありました。相手の方が「ないな」という表情を見せた時に、自分の行動を振り返ることができたのです。
また、相手への質問の仕方も改善しました。最初は当たり障りのない質問ばかりしていましたが、相手の人となりがわかる質問を心がけるようになりました。「休日はどう過ごされているんですか?」よりも「最近、心から楽しいと感じたことは何ですか?」といった具合に、相手の価値観や性格が垣間見える質問をするようになったのです。
成功につながった気づき
200人以上と会った経験の中で、最終的に良いお付き合いに発展した方々には共通点がありました。それは、お互いに相手を尊重し、思いやりを持って接することができたということです。スマホを見ない、相手の話をしっかり聞く、時間を守る、店員さんにも丁寧に接するといった基本的なマナーが自然にできる方でした。
また、会話の中で相手に興味を持ち、質問をしてくれる方との時間は本当に充実していました。自分のことを話すだけでなく、私のことも知りたがってくれる姿勢があると、「この人ともっと話したい」と自然に思えるものです。
そして何より、一緒にいて居心地が良いと感じられることが重要でした。無理に盛り上げようとせず、自然体で接してくれる方との時間は、時が経つのを忘れるほど楽しいものでした。婚活では「印象を良くしよう」と頑張りすぎてしまうこともありますが、無理をせず自然体でいることの大切さも学びました。
婚活で大切にすべき基本マナー
200人との出会いを通じて学んだ、婚活で絶対に気をつけるべき基本マナーをまとめてみます。まず、時間を守ることです。遅刻は相手への不敬であり、信頼関係を築く上で大きなマイナス要因となります。やむを得ず遅れる場合は、事前に連絡を入れることが最低限のマナーです。
次に、相手の話をしっかり聞くことです。自分をアピールすることに集中するあまり、相手の話を聞かない人が驚くほど多くいました。会話は双方向のコミュニケーションです。相手の話に興味を持ち、質問をすることで、お互いを深く知ることができます。
身だしなみに気を遣うことも重要です。高価な服を着る必要はありませんが、清潔感のある服装を心がけることで、相手への敬意を示すことができます。また、店員さんなど第三者への態度も見られています。横柄な態度は絶対に避け、丁寧に接することを心がけましょう。
婚活アプリ時代の新たな課題
マッチングアプリが主流となった現在の婚活では、新たな課題も生まれています。オンラインでのやり取りと実際に会った時のギャップ、写真と実物の違い、メッセージでは伝わらない人柄など、アプリならではの難しさがあります。
私が経験した中でも、メッセージのやり取りでは好印象だったのに、実際に会ってみると全く違う印象だった方が何人もいました。逆に、メッセージではそれほどでもなかったのに、実際に会ってみると魅力的だった方もいました。この経験から、オンラインの情報だけで判断せず、実際に会ってみることの大切さを学びました。
また、アプリの普及により選択肢が増えた分、一人一人との向き合い方が浅くなってしまう傾向もあります。「他にもたくさん候補がいる」という思考が、目の前の人を大切にする気持ちを薄れさせてしまうことがあります。このような時代だからこそ、一期一会の精神で、一人一人との出会いを大切にすることが重要だと感じています。
まとめ
200人以上と会った婚活経験を通じて、「この人はないな」と思う瞬間は、多くの場合、相手への配慮や敬意の欠如から生まれることがわかりました。デート中のスマホ使用、時間にルーズな態度、一方的な会話、店員さんへの横柄な態度など、これらは全て相手を大切にしていないことの表れです。
婚活市場では多くの選択肢がある分、ちょっとした印象の悪さが致命傷になってしまいます。逆に、基本的なマナーを守り、相手への思いやりを示すことができれば、他の多くの人と差をつけることができます。厚生労働省の統計では年間約48万組が結婚していることからも、適切なアプローチをすれば必ず良い出会いに恵まれることがわかります。
大切なのは、相手を一人の人間として尊重し、その時間を大切にすることです。スマホを見ずに相手の目を見て話を聞く、時間を守る、相手に興味を持つといった当たり前のことを当たり前にできれば、きっと素敵な出会いにつながるはずです。婚活は自分自身を見つめ直し、成長する機会でもあります。他者との出会いを通じて、より良い自分になっていくことが、最終的には理想のパートナーとの出会いにつながっていくのです。
よくある質問
婚活でスマホを全く見てはいけないのでしょうか
緊急の連絡がある場合は仕方ありませんが、その際は事前に相手に伝えておくことが大切です。「申し訳ないのですが、仕事で緊急の連絡が入る可能性があります」と一言断っておけば、相手も理解してくれます。ただし、SNSやゲームなど緊急性のないものを見るのは絶対に避けるべきです。デート中はスマホをマナーモードにして、できるだけ鞄にしまっておくことをお勧めします。
初回デートで「ないな」と思われても挽回できますか
正直に言うと、第一印象で「ない」と判断された場合の挽回は非常に困難です。私の経験では、最初の印象が悪かった方との関係が好転したケースはほとんどありませんでした。人は最初の数分で相手の印象を決めてしまう傾向があり、その後の行動もその先入観を通して見てしまいます。だからこそ、最初の印象を良くすることが婚活では極めて重要なのです。
相手に「ないな」と思った時はどう対応すればいいですか
相手に失礼のないよう、丁寧に対応することが大切です。露骨に嫌な顔をしたり、途中で席を立ったりするのは大人としてのマナーに反します。約束した時間は最後まで誠実に向き合い、お断りする際は相手を傷つけないよう配慮した言葉を選びましょう。「今日はありがとうございました。お互いに良いご縁がありますように」といった具合に、相手の人格を否定せずに関係を終えることが重要です。婚活は人と人との出会いの場であることを忘れずに、相手への敬意を持って接しましょう。
200人と会うのにどのくらいの期間がかかりましたか
約2年間で200人以上の方とお会いしました。週に2〜3回のペースでデートをしていた計算になります。この期間中は複数のマッチングアプリと結婚相談所を併用していました。多くの方と会うことで、自分の理想の相手像も明確になり、相手を見る目も養われました。ただし、量だけでなく質も重要です。一人一人との出会いを大切にしながら、自分自身も成長していくことが婚活成功の秘訣だと感じています。


