マッチングアプリを使い始めた頃、私は片っ端から登録しました。Pairs、with、Omiai。複数のアプリを同時に使いながら、どのアプリがどんな人が集まっているのかを体で覚えていきました。結果として200人以上の方と実際に会い、1年半後に今の妻と結婚しました。
厚生労働省の「人口動態統計」によると、の婚姻数は約48万組となっており、出会いの場の多様化が進んでいます。その中でも特に注目されているのがマッチングアプリの存在です。国内のマッチングアプリ利用者数は1,000万人を超え、結婚相談所大手のIBJが発表した成婚率50.4%という数字からも分かるように、真剣な出会いを求める方にとって重要な選択肢となっています。
3つのアプリそれぞれの特徴
Pairsは会員数が多く、20代から30代が中心で幅広い層が集まっています。まず始めてみたい方に最初の一歩として使いやすいアプリです。withは内面を重視する設計が特徴で、心理テストや価値観診断があります。条件より相性を重視したい方に向いています。Omiaiは使ってみて年齢層が高めだと感じました。30代後半から40代の方が多く、結婚に真剣な方が集まっている印象でした。
私が200人と会った経験から、より詳しく各アプリの特色をお伝えします。Pairsでは約120人、withでは約50人、Omiaiでは約30人とお会いしました。この数字からも分かる通り、Pairsはマッチング率が高く、気軽に使えるアプリです。一方、withは心理テストの結果による相性の良い方とのマッチングが多く、会話が弾みやすい印象でした。Omiaiは数は少ないものの、真剣度の高い方が多く、初回デートからお互いの結婚観について深く話せることが多かったです。
年収についても各アプリで傾向が異なります。Pairsでは300万円台から600万円台と幅広く、withでは400万円台が中心、Omiaiでは500万円以上の方が多い印象でした。職業についても、Pairsは多種多様、withはクリエイティブ系や技術系、Omiaiは公務員や大手企業勤務の方が目立ちました。
いいねを増やすために工夫したこと
正直に言うと、身長が高かったことはアドバンテージになりました。それ以上に効果があったのは、写真を多く載せることでした。1枚より複数枚の方が安心感があります。笑っている写真、日常の写真、趣味の写真。この人はどんな人なんだろうと思ってもらえるような写真を選んで、できるだけ多く載せました。
写真以外にも重要なポイントがあります。プロフィール文章は具体的に書くことを心がけました。「料理が好き」ではなく「週末は手作りパスタを作って、ワインと一緒に楽しんでいます」のように、相手がイメージしやすい表現を意識しました。また、各アプリの特性に合わせてプロフィールを微調整することも効果的でした。
Pairsではコミュニティ機能を積極的に活用しました。20個以上のコミュニティに参加し、共通の趣味や価値観を持つ方からのいいねが増えました。withでは好みカードを充実させ、心理テストは必ず受けるようにしました。Omiaiではキーワード設定を丁寧に行い、検索で見つけてもらいやすくしました。
プロフィール写真の撮り方についても試行錯誤しました。自撮りよりも他の人に撮ってもらった自然な表情の写真の方が、いいね数が2倍以上増えました。また、全身が写る写真を1枚は入れることで、会った時のギャップを減らすことができました。
毎朝1通、必ずメッセージを送っていた
やりとりで意識していたことがあります。朝、必ず1通メッセージを送ること。毎日続けることで、ちゃんと気にかけてくれているという印象を与えられます。返信もできるだけ早くする。返信が遅いと他に気になる人がいるのかなと思われてしまいます。
メッセージの内容にも工夫を凝らしました。相手のプロフィールから話題を見つけ、質問を交えながら会話を広げていきます。例えば、相手が映画好きなら「最近観た映画で面白かったのは何ですか?」といった具合です。ただし、質問攻めにならないよう、自分のことも適度に話すバランスを大切にしました。
やりとりの期間についても学びがありました。マッチングしてから実際に会うまで、1週間から2週間程度がベストでした。それより短いと相手が不安に感じることがあり、長すぎるとお互いの熱が冷めてしまう傾向がありました。適度な期間でお互いを知り合ってから会うことで、初回デートの成功率が格段に上がりました。
LINE電話で声を聞いてから会う
最初の頃はLINE電話をせずに会っていました。その結果、会った瞬間になんか違うと感じることが何度もありました。途中からLINE電話を必ずしてからのルールに変えました。10分話せば会う価値があるかどうかがほぼわかります。フィーリングが合った人だけ会うようにしてから、初回デートの充実度が大きく上がりました。
LINE電話での話し方にもコツがあります。最初の5分で相手の話し方や雰囲気を把握し、残りの5分でお互いの価値観について軽く触れるようにしていました。この短時間で相手の人柄がある程度分かります。また、電話が苦手な方もいるので、提案する際は「少しだけお話ししませんか」と気軽に提案することが大切でした。
電話をしてからお会いすることで、待ち合わせ場所での緊張も軽減されました。声を知っているだけで親近感が湧き、初対面なのに初対面ではない不思議な感覚を得られます。これが初回デートの成功率向上につながったのは間違いありません。
初回デートで事前のやりとりを活かす
事前のメッセージのやりとりや、LINE電話で話した内容をデートで深掘りすることです。電話で話した内容を拾うと、相手はちゃんと覚えてくれていたと感じて距離が縮まります。
初回デートの場所選びも重要なポイントでした。お互いがリラックスして話せる環境を選ぶことを心がけました。カフェや軽食が取れるレストランが定番でしたが、相手の趣味に合わせて美術館や公園などを選ぶこともありました。大切なのは、お互いが自然体でいられる場所を選ぶことです。
デート中の会話では、相手の話をよく聞くことを最重要視していました。自分の話ばかりするのではなく、相手の話に興味を持って質問し、深掘りしていきます。「それは大変でしたね」「面白そうですね」といった相槌も大切ですが、「それはどんな気持ちでしたか」といった感情に寄り添う質問をすることで、より深いコミュニケーションが取れました。
デートの終わり方も意識していました。楽しい時間を過ごせた場合は、その場で次回のデートの提案をすることもありましたが、相手の反応を見ながら慎重に進めました。無理に引き延ばすより、相手がもう少し話していたいと思うタイミングでお開きにする方が、次につながりやすかったです。
会った瞬間になんか違うと感じることもある
正直に言います。写真と実物が全然違う方もいました。婚活は、そういうものです。100人会って自分がいいなと思えるのは1割もいません。でも会い続けることに意味があります。その先に必ずいい出会いがあります。
この現実と向き合うのは辛いものでした。特に初期の頃は、写真と実物のギャップに驚くことが多く、時には失望することもありました。しかし、これも婚活の一部だと受け入れることが大切です。相手も同じように私を見ているかもしれないと考えるようになってからは、お互いさまという気持ちで接することができるようになりました。
大切なのは、外見だけで判断しないことです。写真と印象が違っても、話してみると魅力的な方もたくさんいました。逆に、写真は素敵だったけれど、実際に会ってみると価値観が合わない方もいました。外見も大切ですが、それ以上に一緒にいて居心地が良いかどうかを重視するようになってからは、より良い出会いにつながりました。
断る際のマナーも学びました。お互いの時間を大切にするため、興味がないと分かった時点で曖昧にするのではなく、丁寧にお断りの連絡をするようにしていました。「お時間をいただきありがとうございました。とても楽しいお時間でしたが、今回はご縁がなかったということで」といった具合です。
アプリの使い分けで効率的な婚活を
3つのアプリを同時に使うことで、それぞれの特徴を最大限活用できました。平日の夜はwithで心理テストを受けたりメッセージのやりとりをし、週末はPairsで新しい方を探し、Omiaiでは真剣な方とじっくりやりとりをするという使い分けをしていました。
時期によってメインで使うアプリを変えることも効果的でした。マッチング数を増やしたい時期はPairsをメインにし、質の高い出会いを求める時期はOmiaiに重点を置くといった具合です。withは常にサブで使い続け、相性の良い方からのアプローチを待つスタンスでした。
料金面での使い分けも考慮しました。すべて有料会員になると月額1万円近くかかるため、時期によって2つのアプリに絞ったり、一時的に休会したりして調整していました。効果的な期間を見極めて、無駄な出費を抑えることも婚活を続ける上で重要でした。
成功につながった心構えと継続のコツ
婚活を1年半続けることができたのは、明確な目標設定があったからです。「1年半以内に結婚相手を見つける」という期限を決め、そのために月に最低10人とはマッチングし、そのうち4人とは実際に会うという数値目標を設定していました。
挫折しそうになった時期もありました。特に3ヶ月目から6ヶ月目は、良い出会いがなく心が折れそうになりました。そんな時は友人に相談したり、婚活ブログを読んだりして気持ちを立て直していました。一人で抱え込まずに、周囲の支えを借りることの大切さを実感しました。
自分磨きも継続していました。外見だけでなく、読書や新しい趣味にチャレンジすることで、話題の幅を広げていました。相手との会話で「最近始めた〇〇が面白くて」といった話ができると、生き生きとした印象を与えることができます。婚活と並行して自分自身を成長させることが、結果的に魅力的な相手との出会いにつながりました。
記録をつけることも効果的でした。どのアプリで何人とマッチングし、何人と会い、どんな印象だったかを簡単にメモしていました。これにより、自分がどんなタイプの方に惹かれるのか、どんなアプローチが効果的なのかが客観的に分析できました。
まとめ
200人との出会いを通じて学んだ最も重要なことは、諦めずに続けることです。Pairs、with、Omiaiそれぞれに特徴があり、自分に合った使い方を見つけることが成功への近道となります。Pairsは数を重視し、withは相性を重視し、Omiaiは質を重視する。この使い分けによって、効率的かつ効果的な婚活が可能になります。
マッチングアプリでの婚活は確率の世界です。100人会って1人でも良い方と出会えれば成功だと考えることで、途中の失敗や挫折も前向きに捉えることができます。厚生労労働省の統計でも示されているように、現在多くのカップルがマッチングアプリをきっかけに結婚しています。
最後に、婚活は相手を探すだけでなく、自分自身と向き合う良い機会でもあります。どんな人と一緒にいたいのか、どんな結婚生活を送りたいのかを明確にすることで、より良いパートナーとの出会いにつながります。皆さんの婚活が実り多いものになることを心から願っています。
よくある質問
複数のマッチングアプリを同時に使うのは効果的ですか
はい、非常に効果的です。私の経験では、3つのアプリを同時に使うことで出会いの機会が3倍以上になりました。ただし、すべてのアプリで同じプロフィールを使うのではなく、各アプリの特徴に合わせて微調整することが重要です。また、やりとりが増えすぎて管理が大変になる場合は、メインのアプリを2つに絞ることをおすすめします。
マッチングしてから実際に会うまでの適切な期間はどれくらいですか
1週間から2週間程度がベストです。短すぎると相手が不安に感じることがあり、長すぎるとお互いの熱が冷めてしまいます。この期間中にメッセージのやりとりを重ね、LINE電話で実際に話すことで、会った時のミスマッチを減らすことができます。相手のペースも考慮しながら、自然な流れでデートの提案をすることが大切です。
写真と実物が違う場合、どう対処すべきですか
まず、これは婚活では珍しいことではないと受け入れることが大切です。外見のギャップを感じても、まずは相手の内面を知る努力をしてみてください。話してみると魅力的な方も多いです。ただし、明らかに別人レベルの違いがある場合は、お互いのためにも早めに丁寧にお断りすることが良いでしょう。自分自身も相手に誤解を与えないよう、自然な表情の写真を複数枚載せることを心がけましょう。
婚活疲れを感じた時はどうすれば良いですか
婚活疲れは多くの人が経験することです。そんな時は無理をせず、一時的に休憩することも必要です。私も6ヶ月目頃に疲れを感じ、2週間ほどアプリから離れました。その間は自分磨きに集中したり、友人と過ごす時間を増やしたりして気分転換を図りました。休憩後に再開すると、新たな気持ちで取り組むことができ、結果的に良い出会いにつながりました。一人で抱え込まず、信頼できる友人や家族に相談することも大切です。


